この2~3日、朝晩涼しくて秋の気配を感じますね。
昨日、上野の寛永寺さんに行ってきました。
先日『ぶっちゃけ寺』というテレビ番組を見て行きたくなりました。
いやいや…実は途中コックリしながら見ていて、目が覚めたらもう最後の方でした。友人から「寛永寺行かない?」と誘われたのに、TVでやってたお寺のことだと気づいたのは後になってからでした。 (^^ゞ
国立博物館の北側の道を日暮里方面に向かって暫く歩いて、墓所の入口、勅額門(ちょくがくもん)に着きました。ここには徳川の歴代の将軍が眠っているそうで、五代将軍 綱吉、八代将軍 吉宗、十三代将軍 家定の墓所があるそうです。
この御門の左の脇から少し奥を覗くと、手水舎の様な建物が見え、その横の少し高台になったところに鉄の扉が見えるので、あぁ、あの奥に将軍様たちが眠っていらっしゃるのだな~と思いました。天璋院 篤姫さまのお墓は、夫の家定公のお墓の隣に寄り添う様に建っているそうですよ。篤姫さま、よかったですね。
勅額門から少し歩いて寛永寺 根本中堂へ(写真上)。落ち着きのあるいいお寺ですね。そこかしこに葵の御紋が入っていて、印籠を突き付けられたように「は、はぁ~」と言いたくなる気がします。ぶっちゃけ寺を見た人が多かったのか堂内は結構な人で、ご朱印を求めて行列ができていました。寺院の周りは大きな大きなイチョウの木がもう実をつけて幾つか下に落ちていました。
寛永寺から谷中方面に少し歩くとまたお寺があったので寄ってみました。趣きのある古い門を入るとお地蔵さんがずらーっと並んでいました。
現在は約二万六千体だそうですが、浄名院というこのお寺は八万四千体の建立を願って建てたお寺だそうです。 ペットための小さなお地蔵さんもありましたよ。
そこからちょっと谷中を散歩していたら、奥の方で人だかりができていたので「何かな~」と話していたら「新しいビアホールができたんだよ」と、すぐ後ろの骨董屋(ギャラリー大久保)のご主人が教えてくれました。骨董は興味があったのでちょっと覗かせてもらうことにしました。お香作りを勉強している私たちは香合を見たいと話したところ、奥にいたご主人のお母さまがお相手してくださり、なんとお母さまは香道の先生でらして、三条西家に伝わる香道の楽しみ方を色々惜しみなく話してくださいました。
骨董屋さんの二階は「瑜伽庵」という茶室になっていて、椅子に腰かけたままでお抹茶を楽しめます。年配の方や海外のお客様が正座しなくてもいい様に、正座した時と同じような高さに茶室の床の高さを上げたそうです。茶器も数種の中から選ぶことができ、私は志野釉の茶碗を選びました。
写真では白っぽく写っていますが、桃山時代の渋いお茶碗でした。水まんじゅうも美味しかったです♪ 茶室のしつらいは季節ごとではなく、月ごとに変えるそうで『今月のしつらい』という説明書きがありました。床の飾りがとても素敵で木槿(むくげ)の花が絵の様でした。
ふらっと骨董屋さんに寄っただけなのに、色々なお話が聞けてためになりました。ありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。