今年最初の商品は、メイドさんのようなかわいいい ペコちゃんの「そえぶみ箋」です。
幼い頃の思い出いっぱいのペコちゃん。嬉しくなって入荷しました。
私がまだ学校に上がるか上がらないかの幼い頃、両親の仕事に連れられて、年に数回渋谷に行く機会がありました。井の頭線に近い階段を神宮通りに降り切った角に『不二家』があって、いつもその前を横目で通り過ぎるのです。
お店にはペコちゃん&ポコちゃんのカワイイお菓子がいっぱい。特にショーケースの中には、ピンク色のお花のクリームが乗ったケーキがあって、きれいだな~食べたいな~と思っていました。
昭和30年代は、まだお菓子の種類がそれほど沢山はなく、駄菓子や煎餅・飴・チョコレートはあってもスナック菓子なんてものも無くて、近所のお菓子屋さんのショーケースには、あんぱん・ジャムパン・クリームパン、そして一番奥にチョココルネが眩しく並んでいました。
だから不二家のケーキなんて、お姫様が食べるようなキラキラな憧れだったのです。
それでもたま~にパラソルチョコを買って貰えることがあって、それはそれで嬉しいんだけど…心の中で(本当に欲しいのはそれじゃないんだよ~)と思っていました。でも言えませんでした。それが通じたのか、何かのお祝いか、とうとう憧れのケーキを食べられる日が来たのです!
ひと口食べた瞬間、アレ?クリームが油っぽくて重~い!あんなに憧れてたのに…。
それが初めてのバタークリームとの出会いでした。昔のバタークリームは、そんなに美味しいもんではなかったのよ。ネ、同年代の方はきっと頷いてらっしゃる。…それ以来、不二家で買って欲しいものは、ミルキーの入ったペコちゃんのバッグに変わりました。
いつの日か吉祥寺にも不二家ができて、中学生になった私はいつもペコちゃんが迎えてくれるその店先で、たまに出るセール品のホームパイを目当てに時々覗いていました。割れ煎ならぬ、割れパイです。アレ、美味しかったんだよな~♪
その後に出たソフトエクレアとか好きで、カントリーマームも美味しいし、最近はチョコまみれもいいですね。ネクターも大好き!
不二家さん、ありがとう。
昔話をダラダラとお喋りしてしまいました。
そういう訳で、懐かしのペコちゃんをどうぞお手元に。
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