先日に続いて、江戸からかみのハガキ を入荷しました。
木版・渋紙の型による手摺りのはがきです。
とても涼し気な波文様から、光琳波・さざ波・波に鱗鶴 の3点を選びました。
文様部分がキラ(雲母)摺りになっているので、角度によって光に反射して光って見えます。
それがもう とっても素敵 ✧˖° この前も言ってましたよね。
今回は白地に対して青系の色でハッキリ文様が入っています。ハガキなのでその方がわかり易くていいけど、私はどちらかと言うと地色と文様は同系色で、光が当たった時に初めてキラ摺りの文様が浮き出て見える様なからかみが好きです。
例えば鳥の子色に胡粉の白、薄い鶸茶色や水浅葱に同系のキラなど…
ちょっと想像してみてください。昔、行灯の灯りだけで生活していた頃の襖を。
ほら、ほら ね。 暗がりの中でフワ~っといぶし銀に光る文様が浮かんで素敵でしょう。
私も、からかみの襖の似合う家に住んでいたならオーダーしたいんだけどなぁ。。。
話を商品のはがきに戻しますね。
こちらはハガキ用に少し厚手の和紙が使われています。 光琳波のような大柄は、裁断によって柄が大きく異なりますが、それも楽しんで頂けたらと思います。
大量生産品でないため、ある時にあるだけの仕入れで再入荷が難しいお品となります。
今回も同柄を10点ずつご用意したかったのですが、数が足りませんでした。
また同じものがある時に追加いたしますね。
上品な江戸からかみのはがき。
いつもとちょっと違う、夏のご挨拶にいかがでしょう。
この記事へのコメントはありません。