前回に続いて季節の花々を水彩画にした和紙の絵葉書。
初夏の花 山あじさい と 露草 です。
ちょっと早いかなと思ったけど東京はこのところ夏日です。
今日はちょっと落ち着いていますが、27度予報も出るほど…。
今年は花たちがみんな駆け足で咲いちゃうので、季節の商品アップも大慌てです。
子どもの頃、家の前に咲いていた紫陽花は色が薄くて綺麗と思えなかったのだけど、
近くの幼稚園の紫陽花が毎年とても綺麗な青紫なので、梅雨時の紫陽花もいいな~と思うようになりました。
露草の青も綺麗ですよね。花の形も好きです。
こんなに美しいのに朝だけ咲いて昼にしぼんでしまうなんて…。そんな儚さを昔の人は自分の気持ちに重ねて詠にしたのでしょうか。
朝露に 咲きすさびたる月草の 日くたつなへに消ぬべく思ほゆ
(朝露をうけて咲いていた月草が、日が暮れるにつれてしぼんでゆくように、あなたを待っている私の心も消え入りそうになります。)…なんか切ない恋心ですね。
季節の草花を描いたこの絵葉書はやさしいタッチの水彩画なので
昔の恋心を思い出して物想いにふけってみてはいかがでしょう。
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