手刷りの千代紙 「江戸千代紙」 を入荷しました。
東京の湯島で折り紙の伝承に力を注いでいる「ゆしまの小林」さん(折り紙会館)は、江戸時代から続く染紙屋さんで、現在も工房で和紙染めの作業を見学することができます。こちらのことは実はお客様から教えて頂いたのですが、以前お店で買った千代紙の「花丸紋」(右上)がとても素敵だったので、この度入荷させて頂きました。
千代紙といえば友禅和紙の千代紙が一般的ですよね。着物の友禅染めの柄を和紙に染めた、とても華やかな千代紙で、お土産や和小物に使われているのをよく目にします。そんなキラキラ感はないけれど、この江戸千代紙はとても上品で、どこか昔懐かしい感じがします。
昔を思い出すのは、ある年代以上の方かもしれません。私が幼い頃に祖母から貰った千代紙がこういう雰囲気で、色とりどりの千代紙が入ったお煎餅の缶の中は夢のようでした。
あの缶カン、どこへいったのかな…いつどこで手放したのか、忘れてしまって残念です。
今回ご紹介の江戸千代紙。 実は在庫が少ないです。もうこの版を摺ることができないそうで、版元のゆしまの小林さんでも在庫限りだそうです。こんなに素敵な千代紙なのに、技術の伝承ができないことはとても残念に思います。日本の伝統工芸品は、作り手を育てないと、どんどんなくなっていってしまうのですね…。
他にも素敵な柄がありましたが、古いものや高価なもの、本当に残り僅かものがあって、中でも比較的小柄で状態のよいものを、店主の私が一枚ずつ選んで入荷しました。商品の大きさは原寸ではなく、半分にカットしてDM便対応サイズに包装して発送いたします。
詳しくは商品ページを見てくださいね。(木乃香 和紙雑貨のページ)
江戸千代紙をどうぞ素敵な手作り作品にお使いください。
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