真珠のような淡い光沢の、花丸紋の便箋 と 封筒「京こもん」を入荷しました。
パールシルク印刷とエンボス加工が、桜や楓、桔梗などの、四季の花の丸文様を引き立てます。
こういう上品な和柄、好きです。
最近は和紙の文具もポップなデザインが多くなって、古風なものや渋めのデザインが好きな私はちょっと寂しく思っています。お店の品もそういうものを多く入れているので、世の中から古風なものが無くなってしまうんじゃないかと少し不安になったりもするのです。
そんな理由やお客様の要望もあって、今年初めに梅の花の透かし和紙の便箋を販売したのだけど、あれは初め、オリジナルデザインで作りたくて問い合わせしたら、小売店にはとても無理なロットで、やっぱり大きな文具メーカーが大量に作るからできることなんだなーと思いました。そこで、諦めて既存の和紙の中から選んで便箋に商品化したもの。
だからこういうデザインが出てくれるのはとても嬉しいのです。封筒の裏にも花丸紋が散らしてあって可愛いです。
紙は和紙ですが、ちょっとパルプが多めかな…。それは手間やコスト、量産の面から仕方のないことだと思っているけど、これもまた少し寂しい。私の引き出しに眠る昔の便箋や封筒とはだいぶ紙質が違ってきています。だけど今、同じ様な和紙で作ろうと思ったらすごく高価になってしまんでしょうね。メーカーさんも許されるコストの中で、少しでも良い商品作りに努力しているのだと思います。
素敵なデザインありがとうございます ♪
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